ショックバイタルの患者さんへの尿管ステント留置
さて、今日は休日出勤だったのですが、
緊急で尿管ステント留置の依頼がきました。
右側の腎臓が水腎症になっていて、尿路感染症になっていました。
要するに膿様のおしっこがでているというのです。
それだけならよくある手術なのですが、
今日の患者さんは尿路感染症をこじらせて、
自宅で倒れていたというのです。
病院にきたときはHR170、AP 50mmhgという状態。
貧血こそありませんでしたが、出血傾向がありDICも予想されていました。
前回のブログでもちょっとふれていましたが、
感染源の治療が一番効果あるので、尿管ステントを急いで入れようとなるわけです。
ところが泌尿器医はひとりしかこない。(休日なので)
一般的には器械出しはつかない、外回りだけの手術なのですが、
今日は状態が悪いので、看護師がひとり介助に入ります。
(という判断をします←これが重要)
やはりガイドワイヤーとか白カテ(造影用カテーテル)とかはひとりでいれるのは大変なので、
介助したほうが早いわけです。
尿管手術はカテーテルが長いので、やはりお尻をもってあげたほうがいいわけですね。
結果、ステントは無事に留置でき、尿培養検体もとれました。
血液ガスをとってみるとPh7.21とかですから、
あぁ、早めに入れてやってよかったなぁと一安心しました。