ショックバイタルの患者さんへの尿管ステント留置

2021年11月3日 0 Comments

さて、今日は休日出勤だったのですが、

緊急で尿管ステント留置の依頼がきました。

右側の腎臓が水腎症になっていて、尿路感染症になっていました。

要するに膿様のおしっこがでているというのです。

それだけならよくある手術なのですが、

今日の患者さんは尿路感染症をこじらせて、

自宅で倒れていたというのです。

病院にきたときはHR170、AP 50mmhgという状態。

貧血こそありませんでしたが、出血傾向がありDICも予想されていました。

前回のブログでもちょっとふれていましたが、

感染源の治療が一番効果あるので、尿管ステントを急いで入れようとなるわけです。

ところが泌尿器医はひとりしかこない。(休日なので)

一般的には器械出しはつかない、外回りだけの手術なのですが、

今日は状態が悪いので、看護師がひとり介助に入ります。

(という判断をします←これが重要)

やはりガイドワイヤーとか白カテ(造影用カテーテル)とかはひとりでいれるのは大変なので、

介助したほうが早いわけです。

尿管手術はカテーテルが長いので、やはりお尻をもってあげたほうがいいわけですね。

結果、ステントは無事に留置でき、尿培養検体もとれました。

血液ガスをとってみるとPh7.21とかですから、

あぁ、早めに入れてやってよかったなぁと一安心しました。

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