押さえておかなといけないmEq(メック)
麻酔科の先生同士あるいは麻酔科と診療科の先生同士の話の中でmEq(メック)というキーワードがしばしばでてきます。
薬のガンマ計算ほどではないのですが、わりと会話できいていて
はて「メック」とはなんぞや?とおもった時期がありました。
最初のころはそんなことは気にせずにいたのですが、
やはり輸液などを勉強していくとどうしても避けては通れないわけです。
とりわけ、手術室では血液ガスをしょっちゅうとるわけで、
その時によくみるとオスモルやメックやらがならんできます。
さて、このmEqですが、簡潔にいうと電解質の量ということになります。
mEq/L : 溶液1L中に溶けている溶質の当量数
なぜ、こんなにいろいろな単位があるのか、めんどくさい。
となるわけですが、
Na+は1価の陽イオン、Cl-は1価の陰イオンです。
生理食塩液を例に電解質組成をみた場合、
糖質やアミノ酸のようなg/LではNa+が3.54g/L、Cl-が5.46g/Lで、
陽イオンと陰イオンのバランスがとれているかどうかわかりません。
このため、電解質はmEq/Lで表しているようです。
1リットルの水に9gの塩分を入れると、9/1000gとなりますから、
0.9%の食塩水になります。これを生理食塩水としているわけですね。
154mEqの生食ですね。
よくみると、塩化ナトリウム4.5gとなっていますね。
これは500mlの生食なので、1000mlにすると9gとなります。
メックも77mEqですが、1000mlなら154mEqとなりますね。
いろいろな語呂がありますが…。著作権がありそうなので、ぜひググってみてください。
「電解質 語呂」で結構出てきますよ。