今日はアルコール依存症の患者さんが腸管壊死をきたして左半結腸切除となったお話です。 腸管壊死で大腸切除をする患者さんとは結構出会います。 たとえば、血栓症だとSMA血栓症などがあげられますが、 この場合は小腸から上行結腸 …
当院では救命士挿管の研修施設であるため、 地元の救命士さんが挿管をすることがあります。 合計で30例実施すると、合格のようで30例が終わるまでは 手術室で数週間から数ヶ月すごすこともあります。 それ以外にも初期研修医の挿 …
私の病院ではウロカートなるものがあります。 これはウロの手術がどの部屋でもできるように設置されたものです。 このウロカートが最近、尿管アクセスシースに侵されてしまっています。 尿管アクセスシースは主に上部尿管結石のときに …
深頚部膿瘍や咽頭部膿瘍で切開排膿ドレナージ術を行いたい時、 どうやって気道確保をするか悩んでいる麻酔科がよく見ます。 手段として挙げられるのが意識下による経鼻ファイバー挿管です。 イメージは以下のとおりです。 しかし、外 …
今日は先日につながりでひとつ触れていきたいと思います。 CABG後にたちあがりがよくなかった場合にECMOなど入れるというお話をしましたが、 それ以外の方法としてIMPELLAというカテーテル治療をすることがあります。 …
最近新型コロナ感染症によって、とてもよく聞くようになったECMO。 手術室では昔からなじみのあるものでした。 しかし、なじみがあったのはECMOというよりはPCPSです。 PCPS(percutaneous cardio …
1ヶ月に1回くらいはきているような耳鼻科の深頚部膿瘍の切開排膿術。 手術自体はとてもシンプルなのですが、 手術室に長くいる経験上、こういう手術が一番難しいような気がします。 悪性腫瘍の手術などは「型」がある手術がおおく、 …
今日はめずらしく形成外科の全身麻酔手術に入りました。 形成外科の全身麻酔といっても、手術は皮膚のできものの手術。 ただ、1歳の女の子の手術のため、全身麻酔を行うことになりました。 行った麻酔科医はまだ若手の麻酔科医でとて …
今日は認知症のおばあさんのP+I手術で術中動いてしまい、水晶体が落下してしまい、 その後、水晶体核の除去を目的にビトレクトミーになった手術のお話です。 1週間前に落下しすこし時間があいてました。 術前に他職種とブリーフィ …
今年に入って眼科の手術に多く入れてもらえるようになって感じたことをひとつ。 白内障の手術といえば、超音波乳化吸引術が主流である。いわゆるPhacoIOLです。 この手術操作のときに連続円形切嚢(continuous cu …
今日は開心術でのウィーニング時にあった一場面です。 REdoAVRの手術だったのですが、 手術は癒着もスムーズにはがれて、極めて順調にすすんでいました。 しかし、いざ心肺から離脱をこころみるとすぐに不整脈が出現。 Ron …
先日、手術終わりにちょっと質問があると呼び止められました。 どうやら、病院のラダー試験で血液ガスの解釈があるらしく、 その解釈がただしいか教えてほしいというのです。 見せてもらった血液ガス分析の結果としては Ph 7.2 …
今日は朝から、すこし他部署の人間と口論になってしまったので、 反省を踏まえて、話していきたいと思います。 今日の手術は9年前に大動脈形成術を行い、その後低心機能となったため、 ReDoAVRの適応となった患者さんです。 …
毎年なんらかの診療科に属して、活動を行うのですが、 今年度は眼科係の活動をすることになりました。 私の病院は全体的に若い年齢層が多くて、指導者層がすくない 慢性指導者不足の状態に陥っています。 ということで、毎年のように …
先日、小学生の男の子の扁桃腺摘出術の外回りをしました。 手術時間としては短い手術なのですが、 小児の扁摘というだけで正直、身の毛がよだつ思いです。 過去に経験した例としては、抜管直後に多量の分泌物をはきだし、 気道閉塞と …
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