特発性頚髄硬膜外血腫の前方固定術の器械出し

2021年6月21日 0 Comments

今日はまだ不慣れな手術のお話をひとつしたいと思います。

数日前から身体の脱力が強くなり、手足に力が入らなくなってしまって入院していた患者さんです。

CTをとったところ、頚髄の硬膜外血腫がある。脳の硬膜外にはなく、

症状が出ているので急いで手術をしたいと連絡がありました。

実は脊椎センターが立ち上がってまもなく、まだ環境が整っていないこともあり、

この頚椎の前方固定術をやった経験があるスタッフがいませんでした。

なので、術者に電話して、とてりあしとりお話を聞いて、準備を進めました。

一番気になったのは、ケージやスクリューなどの工具を使用するかどうか。

それによっては休日だったため、お取り寄せが必要で、それが工具の目処がたつまで

手術を入れることができないためです。

お話を聞くと、腸骨(骨盤)から骨を採取して、形成して(前方固定用のブロック状)

それを血腫減圧したのちに、移植することでした。

なので、工具の必要はないと。必要なのは腸骨から採取するためのノミを各種。

あととったあとに埋める腸骨スペーサーでした。

スペーサーは手術の終盤のため、急ぐ必要はなく、患者さんを入室させてからで良いので、

問題となりませんでした。

とはいえ、休日に業者に動いてもらい、代理店から直接ものを持ってきてもらい、

対応してもらいました。(業者さんありがとうございます)

手術の実際ではなんと血腫はなく、頚椎の腫瘍でした。

しっかりと腫瘍を除去して、あらって自家移植となったようです。

この休日対応は迅速ではなく、後日当院でも腸骨スペーサーのストックをすることとなりました。

しかしながら、整形の手術はメーカーや工具が本当に多くて、

大変ですよね。皆さんも苦手意識が強いが多いのではないでしょうか?

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