絶大な威力を発揮するタコシール

2021年6月17日 0 Comments

さて、今日は止血剤のお話を少しだけしたいと思います。

手術にいれば色々な止血剤を見ることがあると思います。

コットンタイプの止血剤

パウダー素材の止血剤

布素材の止血剤

のり状の止血剤

薬液などの液状の止血剤などなど。

その中でも長いこと色々な出血をみてきてやはり最強と思えるのがタコシールと思います。

その昔はタココンブという名前だったのですが、数年前にタコシールに変わりました。

私は器械出しをしながら、あらゆる場面で出血を経験してことがありますが、

なんどもこの素材の止血力に驚かされることがありました。

一番は肝臓手術で肝門部からの出血に対して、1貼りしただけピタッと止まるのを目の当たりにしましたし、

心臓の大血管の損傷でも止まるを目の当たりにしました。

最近では腎部分切除ではルーティンで使用されていますし、その信頼度は全科に及ぶものかと思います。

ただし、難点は高額なことと思います。

サージセルなどが1シート1700円くらい。

それに対して小さいサイズのタコシールでも20000円前後。

レギュラーサイズなら70000円くらいですから、

1桁違いますね。

しかし、止血効果は絶大。

本剤のウマコラーゲン支持体は、蜂の巣状構造です。

このハニカム構造の空洞が圧迫されると速やかに創面からの血液を吸収し、

凝固反応を進行させ、強固な創面とシートとの接着・閉鎖を完了させるとのことです。

スポンジ部分か黄色い部分かどちらか聞かることがありますが、

スポンジ部分はコラーゲンなので、止血因子はなく支えるための素材です。

黄色いパラパラした粉があるのが創部面になります。

器械出しで渡すときも間違えないように渡します。

また、水分で固まってしまうので、必ずドライな状態で渡して、

接着後は濡れガーゼなどで圧迫して、接着を促します。

ドライな環境と、ウェットな環境に配慮して器械出しをすることになりますね。

サージセルなどの酸化セルロースはヘモグロビンとの親和性を用いて、

凝結塊を生成して、止血をさせるもので、

同じようにぬらさないように当てる必要がありますね。

どちらにしても少々お値段はりますから無駄にしようように取り扱いましょう。

ということですね。

 

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