SAHが来ると聞いて考える事

2021年6月29日 0 Comments

お昼前ごろに内頚動脈瘤(ICーPC)破裂でくも膜下出血で緊急開頭術入るから準備してくださいといわれました。

うちの病院の場合はくも膜下出血の場合、MCAの場合以外はカテーテルを第一選択とすることが

多いので、おかしなぁと少し思いました。

Aーcomの場合はどちらかは脳外科医判断となると思います。

麻酔科とも話して、第一選択はカテじゃなかったでしったっけ?聞いたら、

麻酔科もカテをやることが多いですよねとのご返答。

どうにも気になったので、手術が落ち着いてから聞いたら

カテ室が空いてなかったと。

なるほどなるほど。確かに環境的要因でやれないことはあるなぁと思いました。

カテーテルをやる先生がいなかったり、カテ室が空いてなかったりするのは当然あるし、

いつも空いているほうが不自然ですよね。

手術の実際はというと

開頭の時は出血後で血餅はあるものの止血されていました。

とはいえ血腫の量が多いので、

血餅で瘤のまわりがくっついて剥がすのが大変だったようです。

先に脳室ドレーンを先行して留置し、

ウロキナーゼ入りの脳脊髄還流液(アートセレブ)を使用して、溶解させながら

癒着をはがしていきました。

開頭の手順はMCA同様に、シルビウス裂からのアプローチだったので、

わりとよくある開頭手順で困ることはありませんでした。

視神経を確認して、内頚動脈と後交通動脈の瘤を視認、すぐそばに動眼神経があって、

それに注意しながら、3本のクリップをかけて終了となりました。

出血が入りくんでいそうだったので、脳槽ドレーンも留置しました。

IC-PCのときの特殊なものとしては骨が邪魔してクリップをかけるのが難しかったりするため、

深めのクリップかんしやローテーションかんしなどを頭にいれておいたほうがいいかと思います。

あとは破裂に備えて、テンポラリークリップは常に準備しておくというところでしょうか。

首をあけたりすることもあるし、それらは器械出しをしながら念頭に入れておいたほうがいいですよね。

出血もさほどでなく終了となりました。

 

 

 

 

 

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